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TIBET アリ → イエチョン → カシュガル→    
ウルムチ → トルファン → ハミ → 敦煌


 チベットで痩せた分を取り戻すかのように必死に食べたウイグル自治区でした。
チベットからウイグル自治区へ
 バスの都合で1週間足止めされ、36時間でウイグルに行けると言われてたが2泊3日もかかりイエチョンへ、チベットではキツイ移動がたくさんあった。イエチョンには夜の10時半に到着した、中国人達は停められた宿に泊まるので僕らもそこで泊まろうとすると外国人は駄目だと言われる。ふざけるなよと思いながら、僕は少し目にとまっていた別の宿に良く事にした、そこは中国の置き屋の2階にある綺麗そうな所だった、僕が移動を始めると同じバスだった自転車で中国横断計画の韓国人達が乗っていた(TIBET編の韓国人は探検家?を参照)、彼らも僕らの後についてくる、その宿にはすでにニュージーランドの旅人が交渉していた、ここも外国人は駄目なんだよと全身ピンクのシミーズ?最近はスリップと言うと母さんが言っていたけど、それを着たオーナーのおばちゃんが渋っている、どうにか丸め込み外国人5人で綺麗なその宿に宿泊する事にした。女性がオーナーだと綺麗な宿が多い。
 テレビもニュースがチベット語ではなくウイグル語に変わっているし、顔つきも中央アジアに近い顔に変わっている。ウイグルにとうとうはいったんだ !

カシュガル
 カシュガルという響きはなんだか好きだ、それに日本からものすごく離れた気がする、というか実際に離れているのだけどね。この町にはウイグル自治区最大のモスクがあるところでもある。でもアザーンは鳴り響かないし開放されるのも年に何回かだ。1996年のデモをしたチベットラマを200人近く処刑したあと、宗教の自由がいくらか認められるようになったようだ。ただ中国はさすがで、祭りの際にはこの寺院の前で中国の旗を揺らめかしたサーカスをやったりする。人が集まるところに毛沢東の像があるように、人々が重要だと考えている物と国旗が同時に見えるような状態にすると、それが同じくらい大切なものに見えるという心理的なところをついてきたりして、うまく利用している。
 カシュガルはある程度都会でかつ中央アジアの文化を強く感じる事の出来る個人的には一番お勧めの都市だ。
どちらにしても中国の経済発展が続くだろうから、近いうちにそういうウイグルらしさは無くなり、中国の一般的都市のようになってしまうのかな・・・。





祭りと花火
 カシュガルで祭りがあり、花火が打ちあがった、町の真上に花火がバンバンと広がる。なんだか中国の花火は大きいなと思っていたらそれは大間違いで、花火が低い位置で爆発している事に気がついた、よく見ると燃えカスが建物の上に落ちて行くのが見える。確かにものすごく綺麗で大きい花火を町の真上で見る事ができたけど、日本じゃ許されない状況で打ち上げているのだろうなと思った。中国のテレビで花火関係の事故のニュースを見たけど・・大丈夫かなと思いながらも、久しぶりに見る花火をビール片手に楽しんだのでした。


カッコイイ毛沢東像
 カシュガルは独立運動が激しかったところで、それを抑えるための象徴として大きな毛沢東像がある。何かのイベントの時などはその像をバックに行われる。道を挟んで大きな公園があり夕方の時間人々が集まり夕涼みを楽しむ。夕方になると毛沢東はライトアップされ存在感がアップする。
 僕がカシュガルにいたとき公園の近くのホテルにいた、夕方になると僕も夕食がてら公園に向かうのが日課になっていた。公園のそばにはレストランがあり、室内ではなく外で食べれるのが良くてお気に入りだった。
 ちょうど観光祭り?か何かでお祭りの準備をしていて常に音楽が流れていた、流れる音楽もホイットニーヒューストンやマドンナ、ボーイズUメンなど外国の音楽が流れていた、初めは音楽を聞いていたがフッと顔をあげるとバックストリートボーイズの音楽と青くライトアップされた毛沢東が異常にミスマッチで、なんだかカッコよく見えた。
 なんというか中国は市場の開放、宗教禁止の緩和など規制が緩くなっているのは感じていたが、この毛沢東の像が大音響の資本主義の国の音楽のなかでライトアップされるなんて良いんだと・・思った。チベットからこのカシュガルに入ったから中国の壊した寺や、チベットで行われている事とか目にした後だったからなんだか戸惑ってしまった。この国は近い将来信じられないくらい変わるんだろうな、そう思う。


 
日本人
 中国やチベットではぜんぜん感じなかったけど、ここウイグル自治区はなぜか日本人の人気がある。
 中国語ではリーベンと日本の事をいうが、ウイグル人はジャパンに近い発音をする。僕が歩いているとオイ!と声が掛かりどこからきた?日本人か、よく来た!と声をかけられた。酒をおごってもらったり買おうと思ってたウイグル帽子をこれあげると、かぶっているのをくれたりする(臭いけど)。
 日本語を話せる人も意外と多い。たぶん砂漠化を防ぐための植林やそれ以外の日本からの援助などが多く行われているからかもしれない。
 それを見るたび韓国人のミンスーはなんで日本人は人気があるのかと不思議がっていた、僕は中国語があまり分からないからミンスーが通訳するのだけど、目の前に韓国人と日本人がいるのにウイグル人達は日本の事しか聞かないから、途中で少しムカついて、あんた自分で話せと言われ困った事があった。
怪しいカメラ売り
 たまにいるのだが、商店街などを見て回っているとおっさんが外国人旅行者限定で近づいてきて何やら紙袋の中を見せようとする、おっさんは周りにものすごく注意を払ってる、取り締まる人がいるのか?明らかに怪しい。
 紙袋の中にはカメラが入っている見た目は一眼レフの大きい感じのカメラだ、でも見た目プラスチックのおもちゃだ。
中国人相手なら分かるけど外国人あいてにゃ無理だと思うけどな、たぶん買っても撮影できないと思うし。
 僕はデジカメあるからと言ってそのおっさんから逃げようとするけどしつこい、いらねーと日本語で大きい声で言うと、また回りの様子を見ながらおっさんは立ち去って言った。
 僕がどうしても理解できないのは、外国人の来る観光地でまったく観光と関係の無い物を売る人たちに利益は出ているのか?たぶんその人たちも仕入れる段階で騙されているんだろう。
 だってタイのカオサンでもそうだけど大きなオイル式ライターを売ってるけど、買わないんじゃない? 
地獄の列車移動
 中国列車移動はチケットが取れて寝台席などが取れると快的に過ごす事ができるし座席でも十分快的だ。でもそこは人口が多い中国で、始発駅や大きな駅でしか座席番号がもらえない。つまりは途中経過の駅で乗る人は自由席と同じで空いている席にしか座れない、だから一度座るとトイレに行くために席を立つと帰ってくると誰かが座っていたり、指定のチケットを持っている人に退くように言われる。人が移動する時期にはそんなでいたるところに人がうずくまっている。
 カシュガルからウルムチに向かったときは僕らは座席番号のついた硬座のチケットを買った、しかし途中から人が溢れ出し座れない人が通路をうろうろしている車内はクーラーは無く扇風機しかない、そうで無くても気温も高いのに、人がぎゅうぎゅうなので車内の温度が上昇し最悪の状態になる。そんな状況で30時間移動するが1日以上なので夜も明かすことになる、座席でその上ぎゅうぎゅうの状態では熟睡できず、その空気も嫌で僕は列車の移動恐怖症になってしまった。
 面白かったのは11歳になる女の子が無賃乗車でカシュガルからウルムチへ一人で旅行していたこと、彼女は無賃乗車だと周りの中国人にばれないようにしていたし、綺麗な格好をしていた。彼女は結局ウルムチ駅で捕まったが、その後駅の外で野宿をしてすごしていた。旅行をしていたようだ。
 お金が無いのだとは思うがプライドからか少ないお金で買った食べ物を僕らにくれたりする。野宿をするものだから綺麗だった服もだんだん汚くなっていった。彼女の素性は分からないまま、ある日突然いなくなった。子供達がたくましい。
フルーツと野菜が安くておいしい
 ウイグル自治区の主要産業は農業で、新鮮なフルーツや野菜が安く手に入る。イスラム文化圏でシシケバブとビールばかりだとなんだか体が脂っこくなるような気がするけどフルーツをたくさん買ってホテルで少しずつ食べたりすると、ちょうどバランスがとれてちょうどいい気がする。
 中国で旅行中、日本のようにサラダを食べる機会が無いが、ウルムチには大きなデパートがあるのでマヨネーズやセロリを買ってホテルでしっかり洗った後バリバリ食べたりした。売っているフルーツもスイカやハミ瓜、桃に葡萄、とありとあらゆるものがある。僕が個人的にお勧めなのは、見た目や味は桃なんだけど、歯ざわりはりんごという面白いフルーツ。
お試しあれ。

ウイグルの人と中国人の差
 中国のエリアとウイグルの文化の差がすぐわかる点として、清潔だということ、バスの中はごみは散らばってないし、食堂もきれいな印象がある。イスラム教なのでタバコを吸わないというのもあるしバスなどの中にゴミ箱が設置されていた。
 興味深いのは中国人の町を歩くと信じられらいくらいまじまじと見られる、子供から大人まで、これはチベット人もそうだった。まじまじと見られることに慣れた後ウイグルエリアに入ると、まったく見られないので、びっくりした、シルクロードという環境にあったためそういう外国人を見るということに慣れているのか、中国人と日本人の顔が似ていて見慣れているからかとかいろいろ考えた。しかしあの中国人の都会でも外国人だと分かると動物を見るようにじっと見られるのは好きではない。日本の文化とはあまりに違うからどうしても違和感を感じる。
快的なバスの移動
 長くチベットにいてぼこぼこ道に慣れると、ウイグル自治区の舗装された道路やきれいで清潔なバスがものすごく文明的に感じたし、アスファルトの上をゆれも少なく走るので本当に快適だった。エアコンも装備されているし、移動する時間も極端に短くなった。いかに中国の中心部とチベットが未開なのかがよく分かる。ODAはこんなところに使って欲しいよな・・・
トルファンで観光
 観光といってもウルムチで行ったのは楼蘭の美女のミイラで有名なウルムチ博物館くらいだが、それも閉館しているとの噂は聞いていたけど、ミンスーに何度聞いても確認してくれなかったので、行ったが閉館していて時間を無駄にしただけだった。トルファンには観光名所があって、1日のツアーバスや、乗り合いタクシーを利用してみて回る。僕らもタクシーを中国人と共同チャーターし普通より安い値段で観光することができた。
 僕らが行った観光地は、、高昌国の遺跡と・アスターナ古墓群・ベゼクリク千仏洞・西遊記にも登場する火焔山・などを見る、先人たちの知恵である地下水脈カレーズはお金を払って見るまでもなく今でも現役で使われている。
 この旅でした初めての観光らしい観光だった。

シルクロード?
 僕は小さいころから本で見たり、映画の敦煌やテレビ番組からいつも影響を受けシルクロードに憧れていて、いつか行きたいと思っていた。実際夢はかなったのだけどカシュガル以外はあまりいいとは思えなかった。チベットでいろいろ苦労して見て回ったのに、ウイグルではなんだかすべてが簡単に手に入るというか・・刺激が少ない気がしていたのかもしれない。
都市化観光地化中国化、あまりにシルクロードというイメージとはかけ離れていた気がする。それには中国人の信じられないセンスというのがあるのだけど、観光地に周りとのデザインを考えない建物や、まったく関係のない動物園や植物園を併設し景観を壊す。管理もあまりちゃんとせずマンホールの蓋が盗まれてたりする・・・・なんなんだ?そんな感じで少しずつ何かが違うと思いだす。ただ僕が憧れていた楼蘭の遺跡など砂漠に近いところはまだあまり開発が進められていないのでそういうところに行くととてもいいらしいけど。次に行くときはそういうところを目指そう。
楼蘭
 なぜか楼蘭という言葉に関してはとても魅力を感じる、その名前の響きのせいかもしれない。
僕は見ることができなかったけど博物館にある楼蘭美女のミイラなど、シルクロードの本を見るとよく楼蘭の民のことが載っている。今回のたびでは時間的に少し無理があって楼蘭遺跡のところまでいけなかったけど、そこに行った中国人旅行者が言うには何も無かったとのことだった、何も無い上に危険だと言っていた、自然が厳しいと言う意味だったと思うが、そこまで行くにはやっぱり覚悟がいると思う。日本人のバックパッカーでここら辺を旅したという人を聞いたことが無い、あまり知られていないのだろうか?それともたいしたことが無いのだろうか・・考えれば考えるほど行きたくなる。
 敦煌へ
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